60歳を超えてアスリートでいられる方は、それぞれ秘密がありそうです。インタビューを通じてその秘密に迫ります
-----ぶっちゃけトライアスロンは結構お金かかりますよね?
昨年はケアンズに行ったし、宮古にも行ったし、それだけで50万円くらい。アイアンマンはエントリフィーだけでも8-9万円します…
-----後輩アスリートにアドバイスはありますか?
50歳を過ぎるまでに運動習慣をつけておいた方が良いです。何か一つ運動習慣を確立していれば、体力は落ちません。60歳を過ぎて、未だにタイムの良い人は何らか運動習慣を持っている人です。
-----トライアスロンのロングディスタンスのマル秘テクニックとかありますか?
スイムは嫌いなんで、教えられることはありません(笑) 強いて言うなら、ロングはペースを上げ過ぎないことです。3.8kmの最後も緩めます、次のバイクがありますから。
-----体力面の変化はどうですか?
50代が終わったくらいから落ちましたね。具体的には、ジョギングの平均スピードが落ちた。昔はスピード練習しなくてもフルマラソンで3時間半を切れてました。最近切れなくなっておかしいなと思ったら、普段のジョギングスピードから落ちてました。
-----モチベーションはどうやって維持してますか?
体がしんどい時や、気持ちの浮き沈みはもちろんあります。そんな時は、嫌いな種目は練習しません。水泳大嫌い(笑)。僕はランが好きなので、ほとんど毎日やります。
-----普段どんなトレーニングしてますか?
基本は三種目。距離の目安(月間)はバイク400km、ラン250km、スイムは大嫌いだから10kmです(笑)。時間帯はランは朝、バイクは朝から昼、水泳は気が向いた時の夜か雨の時。練習の実績は2007年から10年間毎日つけてます。
見ます? (はい)
-----いつも出てる大会とかありますか?
ハマってるのは宮古
ハマってるのは全日本トライアスロン宮古島大会ですね。もう10回出ました。抽選になってここ3年ダメで、今年久々に出ました。海が綺麗なのは当たり前だけど、応援・雰囲気が最高です。ウエルカムパーティのノリがいい。島の人たちの応援もいい。
湯山幸寛61歳。今年2016年10月、トライアスリートなら誰もが憧れるアイアンマン・ワールドチャンピオンシップ(ハワイ島コナ)に出場し見事完走。年齢の壁など全く存在しないかのように、湯山さんのアスリートとしての輝きは日に日に増している。湯山さんはどうやって今に辿り着いたのか、今日までの軌跡に迫ります。